キャバ嬢といえば、男性ウケするしぐさや行動を完璧に把握していて、時と場合に応じて男心を上手に操るようなイメージがありますね。
お客さんウケする振る舞いや対応というのは、仕事を重ねなければ分からない部分もありますが、毎日意識していけば確実に身についていきます。
そこで今回は、「客ウケ」する振る舞いやしぐさについて見ていきたいと思います。
キャバ嬢の基本は、接客業の基本でもある「笑顔」です。まずは笑顔を土台にして、そのうえに女性らしいしぐさや言葉遣いを乗せていき、お客さんから好かれるキャラクターを目指していきます。
笑顔といっても色々な表情がありますが、「苦笑」や「作り笑い」などのネガティブな要素を含む笑いは相手に見抜かれやすいので、心の中が表情に出てしまわないように要注意。
無理をして笑っても、筋肉がひきつったような不自然な笑い方になります。お店の空気感と一つになり、自然にこぼれる優しい笑顔がお客さんを安心させます。
キャバ嬢は外見だけではなく、相手の求めている理想像を素早く察知する能力も求められます。
お客さんの中には、キャバ嬢に妹的な「可愛らしさ」を望んでいる方もいれば、女性らしいセクシーさや妖艶さを望んでいる方もいます。
お客さん一人一人のニーズをキャッチすれば、自然にキャラクターをつくることもできますし、いくつかのタイプを使い分けることもできます。
無理をして「いい女」になろうとすると、周りには不自然に見えてしまいます。それよりも、お客さんが求める理想像に近づこうと努力する方がずっと自然な振る舞いになります。
話の最中は、極力お客さんの顔や目を見るように意識してみてください。
相手が話しているのに、まったく関係のないそぶりで目線を反らしたり、別の場所を見ていると、お客さんは悲しい気持ちになります。「俺には興味がないのかな」と思わせてしまいますし、別のキャストさんのところに行ってしまう可能性もあります。
目を合わせるのが苦手な場合は、目そのものではなく、額や頬など少し目からずれたポイントを見つめるようにして、目を合わせる練習をしてみてください。
自然に目と目が合うようになれば、お客さんは「俺を見てくれている」「真剣に話を聞いてくれている」と思ってくれるので、意志疎通やコミュニケーションがスムーズになります。
一般の女性とキャバ嬢の違いは、女性らしい弱さや甘えを見せるかどうかにあります。
普通の女性は、男性に面と向かって頼ったりはしませんが、キャバ嬢にはそれがゆるされています。「いつも頼りにしています」「たまには甘えさせて」といった姿勢は、男性の庇護欲をかきたてて、良い気持ちにさせます。
好意を持っているような口調や言葉遣い、ボディタッチなども、男らしさを呼び起こすしぐさの一つです。
男性の多くは、自分のところに寄ってきてくれる女の子に好意を抱きやすく、ほとんど嫌な気持ちにはなりません。「この子に頼られているから頑張ろう」という前向きな気持ちになれますし、自分のことを気にいってくれる女の子に弱いものです。
お客さんの中には、お店に来て子ども返りをされる方も多いです。
自分の話をしっかり最後まで聞いてもらいたい、ちょっとした日常の話でもあいづちを打ってほしい、以前話した内容を覚えていてほしい、自分のことを忘れないでいてほしい…など、さまざまな願望を抱えて来店されます。
女性らしいしぐさや魅力的な外見も重要ですが、それ以前にお客さんの話にしっかりと耳を傾け、できれば話の内容は記憶するように心がけていくと良いでしょう。
以前話した内容を嬢が覚えていたら、お客さんは特別扱いしてもらったと喜んでくれます。「客の一人」として話を聞き流されるのではなく、「一人の人」として扱われていると感じるのです。
目を見つめながら、時々ボディタッチやあいづちなども打ちつつ、しっかりと話を聞く。
これだけでも十分に男性の心を掴むことができますよ。
いかがでしたか?
「客ウケ」するためには、まずは基本的なコミュニケーションを身につけるところから始めていきましょう。
「女」の見せ方は知っていても、「人」や「大人」としての見せ方がなっていないと、お客さんは別のキャストさんのところへ行ってしまいます。
「またお客さんが別の子のところに行っちゃった。私に魅力がないからかな…」と落ち込む嬢も多いのですが、女の魅力が足りないからというよりも、基本的な対応を心がけていないために、愛想をつかされている場合があります。
笑顔を土台に、相手の話をしっかりと聞いて、甘えや好意もところどころに織り交ぜながらお客さんとコミュニケーションをとってみてください。
丁寧で誠実な対応を続けていけば、いつか自分の魅力が自然と輝いて、男心をつかむことができるはずです。