キャバクラでバイトをしている女の子は、それを親に内緒にしている人も多いでしょう。
キャバクラでバイトをするにはいろいろな理由や思いがあるのだと思いますが、親としては心配だったり、偏見を持っていたりしてどうしても反対しがちです。同居している場合はなかなか隠し通すのは難しいですし、隠して働くのは心苦しいですよね。
内緒でバイトするよりは、親にキャバクラの仕事を理解してもらって、誤解を解く方を選びたいですね。
難しい問題ですが、良い方法はないか考えてみましょう。
今では小学生の女の子の憧れの職業にまでなったキャバ嬢ですが、それでもやはりキャバクラで働いていると聞くと、良くない印象を持つ人は少なくありません。
最近でも、TV局のアナウンサーとして採用されたにも関わらず、キャバクラでのバイト経験があるというだけで採用取り消しになったことがありましたね。
結局は、採用されることになりましたが、イメージを大事にするアナウンサーにはキャバ嬢という職業がよほど悪い印象になるようです。
それでは、まず何が悪い印象になるのか、問題点を挙げてみましょう。
*風俗業、水商売という言葉でひとくくりにされる。
*夜遅い時間に働いている。
*お酒を浴びるように飲んで体を壊しそう。
*酔っぱらいを相手にする。
*ふつうの仕事ではない報酬で働くと金銭感覚が狂う。
*男性に色目を使うと思われがち。
*若い頃にしかできない。
挙げてみるとたくさんありますね。
ただ、どんな仕事でも良い面と悪い面はあるものです。
次に、この問題点を逆転して良い風に考えてみましょう。
*風俗業、水商売という言葉でひとくくりにされる。
風俗も立派な仕事ではありますが、キャバ嬢のお仕事は広い意味での接客業です。
夜のお仕事のことをよく水商売と言いますが、そもそも水商売とは、客の人気によって収入が左右される職業のことをいうので、一般的な接客業や芸人、料理屋なども含まれるのです。
*夜遅い時間に働いている。
夜遅い時間に働くのはキャバクラや風俗店だけではありません。
製造業やコールセンター、警備員、看護師や介護士など24時間稼働する施設では、夜勤で働く人も少なくありません。
しっかり管理された店内で働き、帰りは自宅まで送ってくれるキャバクラのお仕事は比較的安全と言えます。
*お酒を浴びるように飲んで体を壊しそう。
お酒を飲みたいのはお客さんの方なので、お酒が苦手な人は無理して飲む必要はありません。
場を盛り上げるために多少は飲むことも必要ですが、体を壊すほど飲まなければいけないようなノルマやお店なら検討する必要はあります。
*酔っぱらいを相手にする。
電車に乗っていたり街を歩いているだけでも酔っ払いにからまれることはあります。
むしろ、キャバクラ店ではそういった事態に備えて男性のスタッフも常時在籍していますし、たくさん人がいるので警察にも連絡しやすいでしょう。
危険があるからこそサポートは万全であると言えます。
*ふつうの仕事ではない報酬で働くと金銭感覚が狂う。
これは自己責任としか言いようがないのですが、そもそもなぜそんなに稼ぐ必要があるのかお、親子で話しあう必要があるでしょう。
将来のために貯蓄をしたいという真面目な目的なら、親に管理してもらえば無駄遣いすることもなくなりますし、親も安心します。
若い頃なら多少は羽目を外して遊びたい気持ちも充分理解できるでしょう。
*男性に色目を使うと思われがち。
確かにお店に来てもらうお客さんには、擬似恋愛を楽しんでもらったり、営業をかけるために少し大げさになることもありますが、男性を見る目を養うことにもつながります。
あまり男性と距離を置き過ぎると免疫がなさすぎて後々失敗しないとも言えません。
*若い頃にしかできない。
若い頃にしかできないからこそ、短期間でも経験することに意味があると言えます。
年を取れば相応の仕事に就くようになります。社会経験としてキャバクラの仕事をする若い女の子もいますし、人との接し方や考え方などで役に立っている人も多いです。
ありがちな問題点を挙げ、それに対抗すべく良い面を挙げてみましたが、やはり親の立場になってみれば、心配であるというのが大半でしょう。
どれだけ気をつけていても、飲み過ぎて具合が悪くなることもありますし、お客さんにつきまとわれる可能性もあります。
親としては理解できても、世間体を気にする人もいるでしょう。
それでも、親に理解してもらいたいと思うのならば、隠れて働くことは解決にはなりません。
隠れること自体がやましさを増長させてしまいます。
隠していて後でバレるよりは、自分から打ち明けて話し合って、理解を得られるように努力してみるのはいかがでしょうか。
どうしても許してくれなそうな場合は、収入を親に管理してもらう、門限を確実に守る、働く時間帯を早めにするなど、譲歩してみてください。