キャバクラとクラブの違いとは?接客スタイル・客層・給料について/ブログ キャバクラ体入・求人バイト情報

キャバクラとクラブの違いとは?接客スタイル・客層・給料について
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更新:2019.06.06 作成:2019.06.06

きらびやかなイメージと、お給料の高さが魅力的な夜のお仕事。

ナイトワークに興味を持ち、働こうと考えたときに候補として上がる業種が「キャバクラ」と「クラブ」ではないでしょうか。

一見、キャバクラとクラブは似ているように思いますが、接客スタイルや給料体系は大きく異なります。

人により向き不向きがあるため、双方の違いをよくわからないままお仕事を始めてしまうと、「イメージと違った」ということになりかねません。

自分に合ったお仕事を見つけるために、予め必要な知識を備えておくことが大切です。

今回は、様々な視点から「キャバクラとクラブの違い」についてご紹介します。これから夜のお仕事を始めようと考えている人は、是非お店選びにお役立てください。

 

目次

 

1.キャバクラとクラブの大まかな違いとは

まずは、「キャバクラ」と「クラブ」についての基本的な知識から、それぞれの大まかな違いについて紹介します。

 

キャバクラ

キャバクラ(キャバレークラブ)は比較的値段が安く、若いサラリーマンから高年層の方まで、さまざまなお客様が来店する大衆向けのお店です。
利用料金は「1セット(約1時間程度)で◯円」という時間制で、お給料ではこの基本給に指名料や延長料金などがプラスされる形となります。

キャバクラで働く女性従業員は、一般的に「キャバ嬢(キャバクラ嬢)」と呼ばれていますが、お店側からは「キャスト」と称されます。
働く女性のタイプは様々ですが、年齢層は18歳から20代前半と比較的若いことが特徴です。

基本的に、キャストはきらびやかなドレスを着て接客をすることが多いですが、店により私服やコスプレ衣装で店に出ることもあります。
キャバクラの雰囲気を一言で表すと、「お酒を飲んで、ワイワイ楽しく盛り上がるお店」となります。

 

クラブ

クラブは高級感のある会員制のお店であり、一見さんはお断りである場合がほとんどです。
身元をきちんと明かした人でなければ会員になれないお店も多く、銀座などにある高級クラブでは、入会するために既存会員からの紹介が必須となっているお店もあります。

お店に置いているお酒の銘柄は高級なものが多く、料金設定もキャバクラに比べて高いことが特徴です。そのため、客層もある程度限られます。
時間に制限がないフリータイム制であることがほとんどなため、ゆったりとくつろぎながら飲食を楽しんで過ごすお客様が多い傾向にあります。

クラブで働く女性従業員(ホステス)は、知的で落ち着いた雰囲気の人が多く、年齢層も高めです。露出度の高いドレスを着ることは少なく、着物など和装姿で接客することもあります。

クラブとキャバクラの一番の違いは、「ママ」の存在です。
ママとは、クラブの経営責任者です。ホステスの教育係でもあり、接客ノウハウなども教えてくれます。
クラブを利用する男性の中でもママ目当ての人は多く、”お店の顔”と言っても過言ではありません。

ざっくりとキャバクラとクラブの違いを押さえたところで、それぞれの具体的な違いを見ていきましょう。

 

2.①接客スタイルの違い

キャバクラとクラブでは、接客スタイルに大きな違いがあります。
例えるなら、「個人営業スタイル」「チーム営業スタイル」の違いです。

それでは、具体的にどのような接客スタイルの違いがあるのか、詳しく説明していきます。

 

2-1.【キャバクラ】マンツーマンでの接客

キャバクラでは、1人のお客様に対して基本的にマンツーマンで接客を行います。
お客様が楽しめる会話をしたり、お酒を作ったり、タバコの火をつけたりといった仕事を、全て自分1人の裁量で行います。
他の女の子達の存在を気にせず、自分のペースで接客できることがメリットです。

キャバクラには指名制度がありますが、指名された女性は、営業メールや電話をするために顧客となった人と連絡先を交換しなければなりません。
ただしヘルプ席についた場合、連絡先交換は原則として禁止されています。そのため、ヘルプで入ったお客様に連絡先を聞かれたとしても、交換しないように注意しましょう。

 

2-2.【クラブ】グループでの接客

クラブでは、1人のお客様に対して複数人の女性がつきます。
いわばチームでの連携プレーとなるため、ホステス達が互いにフォローしあえることがメリットです。

クラブは「永久指名制」というシステムをとっています。
永久指名制とは、お客様が初来店した際に担当したホステスが、その後もずっとそのお客様の相手を務めるというもので、この女性を「係」と呼ぶこともあります。
グループ接待時には、この係を中心にヘルプの女性たちが席につきお客様へ接客を行います。

係の女性が既にいてヘルプとして席につく場合、常に「係」である女性とそのお客様を立てる必要があります。また、指名嬢に無断でお客様に自分の名刺を渡すといった営業行為は、一切禁止です。

 

3.②客層の違い

前述で触れた通り、キャバクラとクラブでは「客層」に違いがあります。
様々なお客様が来店するキャバクラに対し、クラブは客層がある程度絞られるのが特徴です。
ここからは、それぞれの客層について具体的に説明していきます。

 

3-1.【キャバクラ】年齢層が幅広い

キャバクラの客層は、20代の若い世代から60代・70代の年配者まで、年齢層に幅があります。その理由として、以下の3点が考えられます。

・初めての来店でも歓迎される
・価格帯がクラブよりも安い
・料金システムがわかりやすい

キャバクラは会員制が多いクラブに比べて来店ハードルが低く、誰でも利用しやすいことが特徴です。
また、料金システムが分かりやすく、お金の使い方を気にするサラリーマン男性に人気であるほか、チャージ料金を払えば店内のお酒が飲み放題になる店舗が多いため、 たくさんお酒を飲んでにぎやかに話したいという若い男性から特に好まれています。

 

3-2.【クラブ】年齢層が比較的高い

クラブを利用する客層は、50代や60代などの年配男性が大半です。その理由として、以下の4点が考えられます。

・価格が高いため、ある程度の収入がなければ支払いが厳しい
・政界や財界で地位の高い役職に就いているお客様が多い
・会員制のため、客層が限られる
・ママを目的にクラブへ通う人が多い

クラブの利用料金はキャバクラに比べて高く、席料や飲食代込でまとまったお金が必要となるため、収入が比較的少ない若年層の利用はあまり多くありません。
また、会員制のクラブは入店できる人が限られていることから、政治家や会社の社長など地位の高い役職に就いている人がお客様として来店することが多いことも、年齢層が高くなる一因と言えるでしょう。
その他、ママ本人の年齢がある程度高い場合が多いため、クラブのママに会いに来るお客様も比較的年齢が高めとなる傾向があります。

 

4.③お給料システムの違い

ここまで、キャバクラとクラブで異なる接客スタイル・客層の違いを詳しく見ていきましたが、夜のお仕事を探す女性にとって最も気になる部分が「お給料システム」の違いではないでしょうか。

キャバクラとクラブでは、「お給料システム」についても大きく異なります。
ここからは、キャバクラとクラブのお給料システムの違いについて、それぞれ説明していきます。

 

4-1.【キャバクラ】時給制

キャバクラは時給制であり、「働いた時間分の時給+バック(歩合)」がお給料となります。時給の金額は、店舗が採用している制度により変動します。
代表的な制度は、以下の4パターンです。

・売上スライド制(1ヶ月間の売上によって時給を決定)
・指名本数スライド制(1ヶ月間の場外指名の本数から時給を決定)
・ポイントスライド制(場内指名や同伴出勤などをポイントに換算して時給を決定)
・給率制(給料を売上で割って算出する給率から時給を決定)

バックはインセンティブとも呼ばれ、時給以外にもらえるお金です。主なバックの種類は以下の通りです。

・本指名バック
・場内指名バック
・場内延長バック
・同伴バック
・ボトルバック
・ドリンクバック
・売上バック

それぞれ数百円から数千円程度が発生し、指名回数や同伴回数によりもらえるバック額も高くなります。さらに、売上が多ければ、単価そのものをアップしてもらえる場合もあります。
一方、売上が少なかった場合は、バックが一切つかないということも考えられます。

また、お店により「ノルマ」が課される場合があります。
同伴ノルマやイベント時の強卓など、給料や能力に合わせたノルマを設定されることが多いです。達成できない場合は、罰金としてお給料を減額されることも珍しくありません。

しかし、多くのお店では「時給の保証期間」を設けています。
時給保証とは、”最初の1〜2ヶ月程度はノルマ無しで時給を保証する”という、女性にとって嬉しい制度です。
時給の保証期間があれば、仕事を始めたばかりの未経験キャストに、いきなり重いノルマが課されることはほとんどありません。
保証期間が過ぎた後はノルマが設定されるため、保証期間内に指名客を得ることが大切です。

 

4-2.【クラブ】日給制

クラブは日給制であり、1日の中で働いた時間に関わらず、出勤日数分のお給料にバックを加算したものがお給料となります。
なお、特定のお客様の担当である「係」になれば、自分が仕事を休んだ日にお客様が注文した分や、ヘルプの女性と飲んだ分も売上に含めることができます。

クラブは高日給である分、基本的にノルマが存在します。
ノルマの仕組みはキャバクラと同じで、達成できなければ給料を減額されるケースが多くなっています。

 

5.キャバクラに向いている女性・クラブに向いている女性

「接客スタイル」「客層」「お給料システム」の違いについて把握したところで、最後にキャバクラとクラブ、それぞれに向いている具体的な女性のタイプをまとめています。
自分に適したお仕事を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。

キャバクラに向いている女性

① 年齢が比較的若い
② トーク力が高く、かつ聞き上手
③ どのような場でも盛り上げられる
④ お酒に強い
⑤ 働いた時間分だけしっかりと稼ぎたい

クラブに向いている女性

① 年齢が若すぎない
② 聞き上手
③ 教養がある
④ 落ち着いた印象を持っている
⑤ 働いた時間に左右されず大きな稼ぎを得たい

客商売であるキャバクラやクラブでは、トーク力や聞き上手といった「社交性」が必須項目となるため、始めから卓越した接客スキルがあれば理想的です。

しかし、最初から完璧に接客できる女性はほとんどいません。また、容姿についても必須条件ではありません。
ルックスも大事ですが、それ以上に大切なことは、お客様を喜ばせられる「会話力」です。

キャバクラやクラブのお仕事を始める前から「やっぱり夜の仕事は無理かも…」と諦めてしまう必要はありません。
まずは、求人サイトを通して気になる店舗探しや店舗見学・体験入店などを実際に行い、興味があるお店の雰囲気やイメージを掴むことをおすすめします。

 

まとめ

キャバクラもクラブも、「お酒を飲み、話を盛り上げ、お客様を楽しませる仕事」という点は同じです。

しかし、客層や雰囲気、お給料システムは異なっており、お店により求められる能力やスキルも変わるため、自分の性格や得意分野を考えた上で、最適だと思うお店を選ぶことが大切になります。

本記事で紹介した内容を参考に、ぜひ自分にぴったりなお仕事を探してください。

 

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