繁華街にはたくさんのキャバクラが立ち並んでいますし、キャバクラ嬢として働きたいと思ったときに、働きやすさや環境などは大事ですよね。キャバクラは高収入ということもあり、今では副業で始める女性も多くなりました。昔ほど夜の世界=何だか怖い…と考える人が少なくなっていて、早くお金を手にするための方法としてキャバクラ嬢を選ぶ人が増えているのではないでしょうか。
キャバクラ嬢としていくつかのお店で働いてきた女性なら知っているかもしれませんが、悪徳キャバクラと呼ばれるお店があります。悪徳キャバクラでありがちなのが、給料が未払いになってしまう、というトラブルです。頑張って働いたのに給料がもらえないなんて辛いですよね。
実際に悪徳キャバクラはどんなことをしているのか、そして給料未払いになってしまったときはどう対応して誰に相談すればいいのでしょうか?
夜の世界では、想像以上に給料が未払いになってしまうケースが多いといいます。夜の世界では常識だから…と言われて何も言い返せない…そんなことにならないように、おかしいことはおかしいとしっかり言えるような知識を身につけておきたいですね。
給料未払いの一番ひどいパターンです。働いた分の全額が手元に入らない、全部未払いになってしまう状態です。
辞めると伝えた途端、今月働いた分は支払いができないよといわれる給料未払いです。
他の仕事であればおかしなことなのですが、不正退店として扱うから、というような理由で支払わないお店もあります。辞めたいと伝えても辞めてもいいという許可が出ず、無理やりやめようとすると、辞めることを認めていないから、出勤しなければペナルティで給料を引くから、というような理由をつけられることもあります。
本来働いた分は働いた人が給料を受け取って当然の権利であり、お店側にも働いた分の給料を支払う義務があります。
完全に支払われないとまではいかなくても、給料が従来の半分以下になってしまうような扱いを受けることがあります。
本来よりも働いている時間を減らされて給料が計算される場合があります。実際に1日ずつの給料として支払いを受けていると気付くことができますが、毎月1度まとめてとなると、今月自分がどれだけの収入があるべきなのか、というのは把握しづらいですよね。キャバクラ嬢本人にばれないように削っているお店もあります。
時給はあらかじめ契約をしたときの分が保証されています。キャバクラはキャバクラ嬢によってそれぞれ違う契約で時給を定めている場合もあるのですが、お店側の都合で本来の契約をしたときの時給よりも下げられて計算されることがあります。当然その分お給料は減ってしまいます。
悪徳キャバクラの実態はひどいものです。給料がもらえない…ということがないように、悪徳キャバクラを事前に見分けることができればいいですよね。
給料未払いが起きるようなお店を避けるためにも、ちゃんとしたキャバクラかどうかは確かめてください。ホームページがしっかりしているか、面接のときのお店側の対応は丁寧か、身分証の提示を求められるか、給料システムについて説明してくれるか、というような点です。
ちゃんとしたキャバクラであれば、お互いが納得できる関係の為にいろいろと必要な書類もありますし、ちゃんとした対応をしてくれるはずです。そうしたものがないと、一見働くのは楽そうに見えるかもしれませんが、後からトラブルになりやすいです。
給料のことは全部お店に任せている、という人が多いでしょう。もちろん信頼して仕事をしているわけですから、なかなか自分で給料の計算はしませんよね。特にキャバクラの世界は細かな計算なので、自分自身で計算するのは大変ではないでしょうか。
でも、未然に防ぐためには自分であらかじめ本来のお給料を計算しておく以外ありません。本来これだけもらうべきなのに、と主張するためには、それを証明するものがないと話にならないからです。指名の実績や勤務時間などを証拠としてしっかり把握しておけば、給料未払いや少ない支払いだったときには、お店側へ相談することができます。そうしたことをしているというのがお店側もわかれば、こっそり不正しようとしていた悪徳キャバクラ側も不正を辞めるなど、効果があります。
もしも未払いが起きそうな予感がしたり、辞める月になったら、未払いにならないように日払いを申し出てください。信頼して仕事ができるのは一番ですが、給料未払い問題でもめやすいのは、やはり退店するときです。
それでも給料未払いになってしまったときには、給料支払いの請求を内容証明で出して、それに対応してくれないときには労働基準監督署へ相談してください。キャバクラ労働組合というのもあり、未払い給料が回収できたときには寄付金として少しお金は必要ですが、キャバクラ側が嫌がる方法なのでやってみる価値はあります。
給料の未払いがあったとき、その未払いの事実が発生したときから2年間しか請求ができないことになっています。
そしてキャバクラはどんな人が経営しているか、わからないのも少し怖いところです。身の危険を感じるようなことがあれば、まずは自分の身を一番に考えて行動してくださいね。できるだけ関わらない方がいいでしょう。